十部「インターネット」

いつか終わるること
sanaka/佐藤好縈 2022.05.16
誰でも

2022.4.7のこと。

いきなりだった。

自宅のインターネットが切れた。これまで何度か天候不良の影響で繋がりにくくなることがあったが今回は違った。先月末、インターネット会社がサービスを辞めたのだ。

インターネットの世界は、とかくサイクルが早い。嫌いだ、まったくもって嫌いだ。進歩と云う皮を被った人間都合の手口に辟易する。少しづつ癌が進行してる感触さえある。当たり前に享受し難い。

此処のサービスだっていつ終わるかは分からないし、純粋に搾取されないことを淡々と続けたい。とはいえ、インターネットを100%やめられる訳じゃないからぼくだって徐々にシフトしたい。

本当のことをいえば、メルマガだって月額100yenにさせてもらえるなら本物のハガキを送りたい。12枚のハガキをホルダーに入れてもらたら、もうそれはzineでいい。翌年に編集版を小冊子するのもいい。ひとりひとりからもらう16円は、何人になったら黒字になるは知ったこっちゃない。

でも、熱湯風呂や熱々おでんのような身体を張った芸の居場所がなくなるように、紙に印刷することも徐々にやっちゃいけない空気感が出て、デジタルに飲み込まれるかもしれない。

Appleの最新CMで「選挙」二人の学生がTシャツをサクッとつくったり、帽子を揃えたり、争う中、最終的に大きな映像を流した学生が勝利するというストーリーなのだけど。

妄想解釈では、物の時代が終わり、デジタルの時代に移行する宣言に思えてならなくてさ(流れてる曲は好きなんだけどなあ、、)

程よく付き合っていきたいから、インターネットさん。そんなに凄まないでね。すべてのSNSをやめても平気なくらいなことやってくから、そのときはさようならいうよ!

さて、福岡の展示、やってきます。

今回はどうなるかなあ、正直全く読めない。

福岡はローカルと都市の最中で、言語が二つ混じってる国に入国する感覚。作法がむずかしいんだけど、全力の身振り手振りでやってきます。

展示前はすごい不安と切間に光がちらちら見えるなあ、、、寝不足かなあ、、

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